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農エネプロジェクト

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農エネ「抹茶」プロジェクト進行中!

第一弾目として現在進行中の農エネ「抹茶」プロジェクトは、全国の46%以上の茶畑を保有している静岡県の茶農業が抱える、茶の価格低迷がつづく問題解決に取り組んでいる事例です。

◆お茶の消費・需給動向
・緑茶(リーフ茶)の消費は減少傾向で推移。ペットボトル入り緑茶飲料の消費は平成17年まで急増したが、18年以降は減少から横ばい。
・輸入は平成16年に緑茶飲料向けとして急増したが、その後、緑茶飲料用原料の国産割合が高まったことから、輸入は減少。
・米国等における日本食ブームの影響等により、輸出は10年間で3倍に増加。輸出先国としては、米国が全体輸出量の約半分を占める。

静岡県は日本一のお茶生産面積がありますが、そのほとんどが煎茶を生産しており、日本人の茶離れによる需要減少から価格が年々下がりつづけ、H23年の荒茶平均取引価格は¥1590と苦しい状況が続いています。この問題を解決するには世界中で需要拡大がつづく同年の荒茶平均取引価格が¥3543の抹茶生産に切り替えるべきですが、生産切り替えに伴うイニシャル投資や収穫期までの収入減少は、乗り越えなければいけない大きな課題でした。

tea

抹茶は煎茶と違い、葉を全て取り込むため、苦味を極限まで抑えるために遮光栽培をします。しかし遮光棚の投資が高価な為、品質向上と生産拡大が容易にできないのが現状です。そこで、再生可能エネルギーへの投資を活用し、一度の投資で、太陽光発電用設置架台と抹茶生産用遮光棚として両方の役割を持つ設備が作れないかと取り組みました。茶樹の光合成に最低限必要な照度や、農作業に必要なスペースなどを調べ、余分な太陽光を有効活用して発電し、抹茶の品質向上に必要不可欠な遮光棚として二次利用できる「茶畑ソーラー」が出来上がりました。

結果、抹茶に合う品種に植え替えを行った場合、成木になり安定量が収穫できるまでの期間(10年程度)は売電収入によって遮光棚の投資回収が行えるようになる事で、融資を受けられるようになり、同時に作物の単価アップで農業経営が改善され、さらに投資改修後の売電期間は副収入まで得られる一石二鳥、三鳥にもなるスキームとなり、現在静岡産の抹茶生産の拡大に繋がっています。

農エネプロジェクトの参加者

農エネプロジェクトは生産者だけではなく、太陽光発電事業者も参加できるプロジェクトです。
1. 農エネに興味のある農家さんは
・土地を貸し出して副収入
・耕作者報酬として副収入
・自己資金投資で売電事業主
・ 農業の経営改善
・ 後継者問題の改善
・ 農作業軽減
2. 農エネに興味がある企業さまは
・ 投資減税対象商品
・20年間の安定収入
・社会貢献(CSR)

sanka

TEL 054-201-9541

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