ソーラーシェアリング（営農型太陽光発電）とは
FIT(固定価格買電制度)を利用し、農業を継続しながら、
農地上空を有効利用して太陽光発電事業を行える仕組みです。作物が必要な採光を確保しながら、太陽光パネルを一定の間隔をあけて設置し、作物の光合成には余分な太陽光で発電し、20年間固定価格で売電する発電事業と農業を一つの畑で両立します。
元来、農業は再生可能エネルギーの豊富な土地を利用しています。そして作物によっては光合成の飽和点が低い為、太陽光の効率的利用が可能になり、農業の新たな収入方法としてソーラーシェアリングは注目されています。
近年の世界情勢は目まぐるしく変化をしていく為、輸入品に頼る日本の食料事情は今後どのようになるか予測不可能な状態です。国内の食料自給率を維持する為に、農業経営の健全化は重要な課題です。これは農業者の収入が減少している事で、継承者が減少し、それに伴う耕作放棄地が増える悪循環を解決しなければいけません。
「農エネプロジェクト」が第一に取り組む事は、「なぜ問題が起こっているか？」を分析し、農業の健全化をどのように実現するか？を考えます。その結果、「茶畑ソーラー」はソーラーシェアリングを活用した抹茶生産のスキームとなりました。
農業と再生可能エネルギーが持つ可能性
農地は再エネの宝庫です。しかし農業生産だけに使われているのが現状です。資金を投じて水路を作り運ばれる水が持つエネルギー、生産物から廃棄される有機物、広い大地に流れる風、地中の熱など、まだまだ活用されていないエネルギーが沢山あります。これらが効率的に有効活用され、農業の新たな収入源となる可能性は十分にあります。弊社は、政府が目標としている電力販売の自由化は都会のお金が地方に流れる仕組みとして利用できるのではないかと注目しています。
LEAFが選ばれる理由
社名のLEAFとは？
Leading Energy Agriculture Farmの頭文字でできています。エネルギーを生産する新型農業を創出し、食料とエネルギー問題に取り組み、社会に貢献する会社として、植物の葉っぱ＝LEAFと名付けました。
現在は静岡県の茶農業に特化した「茶畑ソーラー」を商品化し、抹茶生産を推進しています。茶畑を活用したソーラーシェアリング（営農型太陽光発電）の第1号目の開発許可取得から、2015年10月現在まで菊川市、牧之原市、島田市、川根本町、袋井市、磐田市、浜松市など、50kW以下の低圧案件から、高圧案件まで多くの許可取得と施工実績を積み上げ、農地の形状や、生産作業を考慮した設計や施工技術など、メーカーや工事業者と連携を取り、ノウハウと技術進化を積み重ね成長してきました。
LEAFが選ばれる３つの理由
・豊富な実績とノウハウ
弊社のオリジナル商品である「茶畑ソーラー」のスキームは、農業に関わりを持たない通常のソーラー事業者には創出できないものです。農地での建設には、農地、作業、作物、環境など考慮しなければいけない部分が多くあります。これまで積み重ねてきたノウハウや農業生産法人との連携など、農業者目線で取り組んでいます。
・知識が無くてもフルサポート
調査、提案、申請、設計、施工まで全てをフルサポートし、最大限費用対効果出る提案をいたします。また、保守・メンテナンス、再許可申請など、アフターケアも充実し安心して任していただけます。
・農産物の販売もサポート
弊社はパートナー起業である農業生産法人と共に抹茶の輸出も行っており、農家を集めた直販サイトの運営も行っております。農地を活用するには、メインは農業でなければいけません。農業経営の健全化には、売り先を見つけることが重要だと思い、弊社も販売に取り組んでいます。
農業者の目線で豊富な施工実績！
なぜ農業者目線が重要なの？
人によって違う農作業を考慮
使用する器具、作業手順など、全ての農家が独自の農作業方法を持っていますので、設計に反映する必要があります。しかし農業に関わっていない人達は、どのような機械を使い、どのように操作し、どのように走行するのか？など解っていません。畑に杭や支柱を建て、上空をパネルで覆う下で農作業を行うには、農作業を理解した設計が必要になります。
農地の形状に合わせた設計
農地は形状、方角、進入路など一つとして同じ条件がそろったものがありません。それと電気を作る場合、接続するグリッドまでの距離など、お金がかかり過ぎてしまう例もあります。弊社は豊富な知識と経験、また調査能力でベストプランを作成いたします。
農作業空間と太陽光発電設備の設計
通常の建設業者や電気業者は農業の事が解らない為、農家さんが当たり前と思っている事に気づく事ができません。それと同じように太陽光発電の設備図面は平面図しか無いのが一般的ですので、図面上で問題を予測する事も難しく、施工中や後になって農作業が出来ないなど、トラブルになるケースが見受けられます。弊社はパートナーの農業生産法人と共に、初号機の開発から現在まで密接に関わり、蓄積した経験と知識によって、生産者が設計者に伝えたい事や、設計者から聞き出したい事が代弁できるようになりました。
